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【速報】‟最側近”片山前副知事の証人尋問 死亡の告発職員‟詰問”音声「皆嫌疑をかけなしゃーない」「(メールを)全部チェックする。覚悟してもらわなあかん」兵庫・斎藤知事のパワハラ疑惑調査の百条委

2024年9月6日 12:03
【速報】‟最側近”片山前副知事の証人尋問 死亡の告発職員‟詰問”音声「皆嫌疑をかけなしゃーない」「(メールを)全部チェックする。覚悟してもらわなあかん」兵庫・斎藤知事のパワハラ疑惑調査の百条委

 兵庫県の斎藤知事の疑惑を調査する百条委員会は、6日、側近の1人だった片山前副知事の証人尋問が行われています。
 
 証人尋問の中で、百条委員会の奥谷健一委員長は、内部告発した男性職員(その後死亡)に対し、片山氏が直接聴取を行った際の音声データの内容を一部明かしました。

 そこで片山前副知事は、男性職員の過去1年分のメールの送受信記録を調べたうえで、「(ここに)名前が出てきた者(職員)は在職しとるということだけ忘れんとってくれよな」「(メールに)名前が出でてきた者(職員)には)皆嫌疑をかけなしゃーない」「全部チェックする。それは覚悟してもらわなあかん」などと、男性職員を詰問していたということです。

 6日の百条委員会では、斎藤知事の”最側近”で百条委員会の設置を巡り自身の辞職を引き合いに設置を見送るよう掛けあった片山安孝前副知事が出頭し、証人尋問が行われました。

 そのなかで、片山前副知事は告発文がことし3月に一部のマスコミなどに配布された際に公益通報者保護法が禁止する告発者の特定をした理由について「3月21日に知事に呼ばれ、告発文書の現物を見せられた。知事からは(誰がどのような目的でこの文書を出したのか)『徹底的に調べてくれ』と言われた」と述べました。
 その際にどう感じたかを委員に聞かれると「(告発文書には)知事のパワハラが含まれていたので、これはやっかいなことになるなと思った」と話しました。

 告発文書について、当初から文書の存在を知る複数の幹部職員から、第三者委員会を立ち上げるべきだという意見が多く出たにもかかわらず、内部調査となったことについては、「第三者委員会について(別の幹部が)知事に確認すると、知事に『時間がかかるよね』と否定された」と明かしたほか、「文書が告発者の個人情報を保護する“公益通報者保護制度”の対象になるとは思わなかったのか?」との問いかけには、「そうは思いませんでした」と述べました。

 告発文書の第一印象については「文書には『クーデター』『革命』などの文字があり、(告発者には)斎藤県政に対するダメージを与える認識があるのではと思った。知事を排除しようとしている不正なものなので、早く見つけないといけないと思った』と証言しました。