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【速報】阪神・藤川球児新監督が就任会見「岡田監督が残した思いをつなぐ」「当然、勝ちに行きます」 背番号は現役時代の「22」に

2024年10月15日 14:34
【速報】阪神・藤川球児新監督が就任会見「岡田監督が残した思いをつなぐ」「当然、勝ちに行きます」 背番号は現役時代の「22」に
阪神・藤川球児新監督の就任会見(15日午後 大阪市内)

 プロ野球・阪神タイガースの次期監督に就任する藤川球児氏(44)が15日午後、大阪市内で会見を開き、「岡田監督が指揮をとった2年、非常に強く、チームも成熟してきた。岡田監督が残した思い、OBの方々が89年間残してきた思いをつながないといけない。ぜひ応援よろしくお願いします」と抱負を語りました。背番号は現役時代にも背負った「22」となります。

 岡田彰布監督のもと、昨シーズンは18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一を達成した阪神タイガース。今シーズンはリーグ2位で連覇を逃し、CSシリーズでは3位DeNAに連敗して敗退が決定。その後、岡田監督の退任と藤川氏の次期監督就任が発表されていました。

 藤川球児氏は1998年、ドラフト1位で阪神タイガースに入団。「火の玉ストレート」と呼ばれる剛速球を武器に、2005年には岡田彰布監督の下、セットアッパーとして「J・F・K」の一角を担い、リーグ優勝に大きく貢献しました。その後はメジャーリーグにも挑戦し、日米通算245セーブ、164ホールドを記録。2020年の引退後は、阪神の「球団本部付スペシャルアシスタント」を務めていました。

■理想のリーダー像は「岡田監督」 球団オーナー「必ずや優勝に導ける」

 15日の会見に同席した球団の杉山健博オーナーは、「藤川さんであれば、タイガースを必ずやリーグ優勝に導ける。主力選手の年齢は20代半ばから30歳前後が中心でまだまだ伸びしろがあり、新しい戦力を見出しながら勝てるゲームを確実にものにしていく采配が必要。これらができるのは藤川さんをおいて他にいない。来季の優勝を目指してほしい」と期待を込めました。

 会見で藤川氏は、理想のリーダー像を問われると「岡田監督」と答え、「僕にとっての一番の恩師であり、これからもお世話にならなきゃいけない」と話しました。また、監督として大切にしていきたいことを問われると、「この場に立って、この会見と共に監督というものがスタートするが、やっぱり『普通にやったらいい』ということに尽きる。これがリーダーの仕事かなと思います」と語りました。

 その上で、理想のチーム・野球について「コーチ陣ともまだ、来年に向けてのビジョンを組んでいないが、岡田監督と戦ってきたコーチたち選手たちが持っている野球観はすごく大事。チャンピオンチームの巨人・阿部監督や他球団と勝負していかないといけないという意味では時間があるようでないので、意思疎通を図って決断したい」と述べ、「当然勝ちに行きます」と決意を述べました。