【万博】スムーズに販売できる体制を 「当日券」の導入に向けて準備 シャトルバスのターミナルも公開
大阪・関西万博の開幕が迫る中、「当日券」の導入に向けて準備を進めることで合意しました。
5日、首相官邸を訪れた大阪市の横山市長。
ミャクミャク
「大阪・関西万博、楽しみだね!」
しゃべるミャクミャクに思わず笑みが。
大阪府の吉村知事も―。
ミャクミャク
「大阪・関西万博~」
首相官邸のミャクミャクは、4日から“しゃべり出した”ということで―。
初めてその声を聞いた石破首相は―。
「ミャクミャクだよ~」
体をのけぞるほど驚いていました。
5日、その石破首相と面会した吉村知事や横山市長。 万博の開幕に向けたある課題を伝えました。
大阪府・吉村洋文 知事
「万博のチケットなんですけど、 前売り券の販売ということで 目標にしていた1400万枚ですけど、現在770万枚になっている」
開幕まで残り2か月ほどに迫る中、前売りチケットの販売が低迷。
吉村知事は、インターネットでの販売が中心となっているため、「購入方法が複雑」などとする声が上がっているとして、購入方法の簡略化や、新たに会場の入り口付近で「当日券」を販売することなどを石破総理に要望しました。
大阪府・吉村洋文 知事
「我々から当日券を提案して、首相自身が当日券をやりましょうと判断した。(具体的な販売)場所の選定と、できるだけスムーズに販売できる体制をこれから国と協会と協議して決めていく」
一方、万博会場のある夢洲では―。
有吉優海 記者
「こちらのターミナルにはシャトルバスが入ってきます。ここで降りた来場者は、あちらすぐ目の前の西ゲートから会場に入ることができるんです」
5日、報道陣に公開されたのは、1日に最大約6万1000人が利用するとされる夢洲第1交通ターミナル。
1月開業した大阪メトロの夢洲駅以外では、このターミナルを利用したシャトルバスでの来場を主に想定しています。
シャトルバスは、舞洲などに設けられた万博専用の駐車場や、JRや南海電鉄などの主要な駅から発着し、1日最大1100便ほどが運行する予定です。
万博協会・交通部長 淡中泰雄さん
「近年にない規模のバスの出入りが夢洲で行われることになるので、(来場者の)安全な輸送を確保するように我々も最大限努力したい」
会場周辺で混雑が予想される時は、自家用車の駐車料金を高く設定するなどの対策も行うということです。