×

【速報】万博の『当日券』導入に向け準備 国と大阪府で合意 吉村知事「シンプルな仕組み追求すべき」

2025年2月5日 13:26
【速報】万博の『当日券』導入に向け準備 国と大阪府で合意 吉村知事「シンプルな仕組み追求すべき」

 4月に開幕する「大阪・関西万博」の入場券の販売が伸び悩んでいることを受けて、国と大阪府が、これまで準備していなかった「当日券」の導入に向けて準備を進めることで合意しました。

 当日券は、予約で埋まっている日を除いて、期間中は原則、毎日販売する予定で、万博の入り口前に専用の売り場を設けることを検討しています。ただ、当日券を求め長蛇の列ができることなどを避けるため、吉村知事は、販売場所の選定や販売方法について今後詳細を決定していきたいとしています。

 万博の前売り入場券は、2023年11月に販売を開始しましたが、販売枚数は先月29日時点で約767万枚と、目標(1400万枚)の約5割にとどまっています。さらに、この大半は“購入要請”を受けた企業などへの販売で、一般への販売は130万枚程度と伸び悩んでいます。

 大阪府の吉村知事と大阪市の横山市長、関西経済連合会の松本正義会長は、5日午前11時半ごろ、首相官邸を訪れ、石破首相と面会し、購入手続きの簡略化とともに、これまで準備していなかった「当日券」の導入についても検討するよう石破首相に要望しました。

 吉村知事は「『予約・購入が煩雑でわかりにくい』『どこで買えばいいか分からない』という声があがっている。万博が近づくにつれ、最後のタイミング。チケットが買いやすい、シンプルな仕組みというのを追求していくべき」と訴えていました。

最終更新日:2025年2月5日 21:21