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【独自】“切断”遺体遺棄 大阪・ミナミで新たに見つかった頭部は東大阪市の山中に立ち寄り後に遺棄か 死亡した国交省職員と逮捕された男は同じマンションの住人同士…殺人も視野に捜査

2025年2月5日 14:40
【独自】“切断”遺体遺棄 大阪・ミナミで新たに見つかった頭部は東大阪市の山中に立ち寄り後に遺棄か 死亡した国交省職員と逮捕された男は同じマンションの住人同士…殺人も視野に捜査

 大阪府東大阪市の生駒山地で、切断された男性の遺体が見つかり、男が逮捕された事件で、新たに大阪市内で見つかった遺体の頭部は、山中に立ち寄ったあとに、遺棄したとみられることがわかりました。

■切断遺体の身元は航空保安大学校の職員と判明 死因は「窒息」

 この事件は1月25日、東大阪市の生駒山地の山中にある空き家などで、頭部や両腕、両脚が切断された男性が見つかったもので、去年12月28日に男性の遺体を遺棄したとして、無職の大木滉斗容疑者(28)が逮捕されています。

 警察が遺体の身元の特定を進めた結果、泉佐野市にある、国交省「航空保安大学校」の職員、神岡孝充さん(52)だと判明しました。司法解剖の結果、死因は「窒息」だということです。

 また、3日になって、大阪市中央区島之内にある、現在は使用されていないマンションの敷地内から、切断された頭部が保冷バッグとともに発見されました。

■山中に立ち寄った後に遺棄か…

 捜査関係者によりますと、大木容疑者の供述などから、頭部は東大阪市の山中に立ち寄ったあとに遺棄されたとみられることが新たにわかりました。

 学校によりますと、神岡さんは2022年4月から学校の会計課長として赴任し、真面目な勤務態度だったということですが、去年12月27日に自宅で在宅勤務をした後から連絡がとれなくなっていたということです。

 警察によりますと、神岡さんはこの日のうちに、外国にいる妻に会いに行く予定でしたが、29日に「突然、夫と連絡がとれなくなった」と連絡があり、先月の1月1日、警察が自宅を調べたところ、神岡さんは不在だったということです。

■男は白浜の景勝地「三段壁」で発見 死体遺棄容疑を認める

 警察がマンションの聞き込みなどを行った結果、このマンションに住む大木容疑者が1月中旬から行方が分からなくなっていることが判明。警察が大木容疑者の行動を追跡したところ、12月末に電車を使って東大阪市に移動していることが分かり、その後、頭部以外の切断された遺体が見つかったということです。

 大木容疑者は今月2日に和歌山県白浜町の「三段壁」にいたところを発見され、その後、和歌山県内で身柄が確保されました。逮捕後の調べに対し、死体遺棄容疑について「間違いありません」と容疑を認めています。

 警察は大木容疑者が神岡さんを殺害した可能性も視野に、詳しい経緯を調べています。

最終更新日:2025年2月5日 14:46