命を救う新サービス…携帯電話が通じない場所でも iPhoneから衛星経由で「緊急通報」が可能に
夏のレジャーで、山、川、海などに出かける方もいると思いますが、そこには危険も潜んでいます。そんな中、画期的なサービスも生まれています。
「(午前)3時になりましたので開門いたします」
7月1日、富士山が山梨側で入山規制を設けて山開きするなど、安全対策が進む夏のレジャー。ただ、その一方で、登山中すでに6人の方が、病死や心肺停止などで命を落としています。
“夏のキケン”は、レジャーだけではありません。
7月、奈良県十津川村では、大雨の影響で土砂崩れが発生。17世帯20人が孤立状態となりました。
こうした緊急事態に陥った際、命を救う可能性が広がるサービスが。
「iPhoneから『緊急通報』が可能に!」
上野美菜 記者
「このように携帯電話が通じない場所でも、衛星を経由して緊急通報ができるようになります」
利用できるのは、iPhone14と15シリーズの全ての機種です。
利用者が110番や119番に通報してもつながらない場合、一番近くにある衛星の方角が表示されます。
その方角にスマートフォンを向けると、スマホから衛星に直接、ショートメッセージで現在の状況や位置などを送信でき、受信したApple衛星中継センターが、警察や消防などに連絡を入れるということです。
木などの障害物がなく視界が開けた場所であれば、約15秒でメッセージを送受信できるとしています。