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【物議】NHK党立花氏に死亡した元県議『黒幕』文書を維新県議が公開? 維新・吉村代表が調査を指示 県義は“面会”認めるも「紙を手渡したのは私ではない」と否定

2025年2月11日 8:30
【物議】NHK党立花氏に死亡した元県議『黒幕』文書を維新県議が公開? 維新・吉村代表が調査を指示 県義は“面会”認めるも「紙を手渡したのは私ではない」と否定
岸口みのる 兵庫県議(10日)

 「NHKから国民を守る党(NHK党)」党首の立花孝志氏がネット上で、死亡した元兵庫県議を『黒幕』などと表現した文書を、県議会第二会派「維新」の県議からもらったと発言していることについて、日本維新の会の吉村代表は10日の会見で「事実関係を明らかにする」として、調査を行うよう指示したと明らかにしました。県議は10日、報道陣に対し、立花氏と面会したことは認める一方、「紙を手渡したのは私ではない」と語りました。

 斎藤知事の一連の疑惑を調査する百条委員会の委員を務めた竹内英明元県議は、去年11月に「一身上の都合」を理由に議員を辞職。知事選の選挙期間中、SNS上で誹謗中傷が広がったことが理由とされ、その後、1月に死亡しているのが見つかりました。自殺とみられています。

 立花氏は自身のYouTubeなどで「元県民局長の死亡の責任が、斎藤知事の責任に見えるよう印象操作した黒幕が竹内さん」などという旨の文書を公開していましたが、今月7日、「岸口みのる県議から文書を受け取った」などと発言し、物議を呼んでいます。

 岸口県議は県議会第二会派の「維新」に所属し、百条委員会では副委員長を務めていますが、日本維新の会の吉村代表は10日の会見で、「事実を明らかにする必要がある」などとして、調査を行うよう指示したことを明らかにしました。今後速やかに調査を行い、結果を公表するとしています。

 これに対し、岸口県議は10日、報道陣の取材に応じ、「去年11月に立花氏と会ったのは事実」とする一方、「紙を手渡したのは私ではない」と立花氏の説明を改めて否定しました。

 一方で、立花氏と会った際の状況について「民間の方と一緒にだった」と説明。記者から「『民間の方』が紙を手渡したのか」と尋ねられると、「民間の方の話なので答えられない」と回答を避けました。岸口県議はその上で、党による調査について、「真摯に対応する」と語りました。

最終更新日:2025年2月11日 8:30