シャープ株主総会で2期連続赤字を謝罪 株主から厳しい声「ブランドに魅力がない」「原点に返って」
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大型液晶パネルの生産停止を発表した「シャープ」の株主総会が27日開かれ、株主からは厳しい声が上がりました。
午前10時から始まった株主総会では、冒頭、呉柏勲社長が2期連続の赤字となったことなどについて謝罪しました。主力だった液晶パネル事業が低迷していることから、今年9月末までに堺市の子会社で生産している大型ディスプレイの生産を停止するなどし、赤字の縮小を図るとしています。
株主からは、「シャープのブランドに魅力がない」、「液晶をやめるのは非常に大きな事態だが、原点に返って独自性のある商品を作るべき」といった声があがりました。
シャープは、台湾の鴻海精密工業が買収した2016年以降、2度目となる生え抜きの沖津雅浩副社長が社長に昇格するとしていて、今後の経営方針にも注目が集まります。