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商店経営者が血を流して死亡、頭に複数の外傷…店に荒らされた形跡なし 事件の可能性 和歌山・海南市

2024年7月10日 17:27
商店経営者が血を流して死亡、頭に複数の外傷…店に荒らされた形跡なし 事件の可能性 和歌山・海南市

 10日午前、和歌山県海南市の商店で経営者の男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。警察は事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査しています。
(取材・報告 瀬川裕大 記者)

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 現場となった建物は私の後ろに見えます茶色の建物です。規制線がいま広範囲に張られていて近づくことはできません。警察官が交通整理などを行っています。

 この日午前8時30分ごろ、和歌山県海南市下津町上の商店で、この店を経営する大道正富さん(66)がうつ伏せの状態で倒れているのを、出勤してきた従業員が見つけ、消防に通報しました。大道さんは頭から血を流し、心肺停止の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。消防によりますと、大道さんの頭部には複数の外傷があったということです。

(Q:どんな方だったんですか?)
大道さんの知人
「町内では(地域の)区長をしてくれている」
(Q:社交的な方だった?)
「はい」
(Q:信頼も?)
「あります、区長するくらいだから」

 警察は頭部に外傷があったことから、大道さんが何らかの事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査しています。

(中谷キャスター)
 直前の行動などわかっていることはありますか?

(瀬川記者) 
 警察によりますと、大道さんは9日、商店から自宅に帰宅していて、今朝いつも通り、午前7時過ぎに商店に向かったことを家族が確認しているということです。また、一見して店に荒らされたような形跡はなかったということで、警察は11日以降に司法解剖を行うなどして詳しい状況を捜査することにしています。