×

【速報】バス運転手が運賃を着服 運賃箱を「小児料金」に設定変更 お釣りを乗客の目を盗んで着服か 阪神バス

2024年8月14日 14:26
【速報】バス運転手が運賃を着服 運賃箱を「小児料金」に設定変更 お釣りを乗客の目を盗んで着服か 阪神バス
阪神バス(資料)

 阪神電鉄傘下の阪神バスは14日、兵庫県尼崎市内を走る路線バスの40代から50代の運転手4人が、乗客の運賃を着服していたことが判明したと発表しました。運転手らは運賃箱を不正に操作し、大人の料金を子どもの料金になるよう設定変更し、お釣りを着服していたとみられ、着服額は少なくとも合計86万円に上るということです。

 阪神バスによりますと、今月4日、利用客から「本日乗車したバスの運転手が運賃箱を不正に操作し、大人230円の正規運賃設定を、小児運賃120円に設定変更し、大人運賃に対するお釣りを着服していた」と指摘がありました。

 車内に設置されたカメラの映像や運賃箱に投入した金額やお釣りのデータを確認し、運転手へのヒアリングを行った結果、客の指摘通り、運転手が複数回にわたり着服していたことが判明。この運転手は、大人が乗車した際に小児運賃に運賃箱のボタンを設定し、出てきたお釣りの110円を乗客の目を盗んで、着服していたということです。

 さらに、この運転手の他にも3人が同様の手口で着服していたことが判明。運賃箱のデータが残っている過去1年分だけで、4人の着服額の合計は86万円に上っています。

 4人の運転手は社内の聞き取りに対し、「大変ご迷惑をおかけしました」と着服を認めているということです。

 阪神バスは「お客様をはじめ関係の皆様からの信頼を裏切る行為であり、深くお詫び申し上げます。本事案を厳粛に受け止め、再発防止に向けて全力を挙げて取り組み、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。