【速報】兵庫知事選 稲村陣営の"SNS凍結"めぐり後援会が警察に告訴状提出「デマが横行していた」
兵庫県知事選に立候補していた稲村和美さんのSNSが、ウソの通報で「凍結」させられたとして、後援会が警察に告訴状を提出しました。
11月17日に投開票が行われた兵庫県知事選では、前職の斎藤元彦知事が、前尼崎市長の稲村和美さんに約13万票の差をつけて勝利しました。
選挙期間中、稲村さんの後援会が運営するXのアカウントが選挙戦の後半期間にあたる11月6日から10日間にわたり「凍結」され、利用規約に反した利用者としてSNS上での投稿などができない状態になりました。凍結が解除されたのは、投票日の前日の11月16日未明だったということです。また11月12日に2つめのアカウントを取得し、改めて広報活動をしたということですが、取得後わずか1時間で、こちらのアカウントも「凍結」されたということです。
選挙期間中、稲村さんの後援会が運営するXのアカウントが2回にわたり「凍結」され、利用規約に反した利用者としてSNS上での投稿などができない状態になりました。
後援会は、凍結の原因は「Xのルールに違反した」というウソの通報を多数されたためとして、通報を行ったアカウントを「選挙妨害」だとし、偽計業務妨害の疑いと、公職選挙法違反の疑いなどで22日午後、警察に告訴状・告発状を提出しました。また「稲村氏に対するデマが横行しており、それを否定した後も、SNS上で広められた」としています。
後援会は「今回の選挙結果に不満があるということではありません」と前置きをしたうえで、稲村氏本人が「こうした異常事態について検証することが必要。その1つの手段が告訴・告発だ。今後よりよい選挙の在り方に資することを期待して、告訴・告発を見届けたい」と話したことを明かしました。
弁護人によると、現時点で兵庫県警は、告訴状・告発状を受理していないということですが、後援会は今後も事実関係を明らかにしていきたいとしています。