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新潟県下越地方・山形県小国町に「大雨特別警報」命を守る行動を

2022年8月4日 3:15
新潟県下越地方・山形県小国町に「大雨特別警報」命を守る行動を

気象庁は、山形県置賜地方と新潟県下越地方では経験したことのないような大雨になっているとして、最も高い「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しています。災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況で、ただちに命を守る行動をとるように呼びかけています。

東北地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、山形県や新潟県では記録的な大雨となっています。

気象庁は3日午後7時すぎ、大雨特別警報を山形県の米沢市、南陽市、高畠町、川西町、長井市、飯豊町にさらに4日午前3時前に小国町に追加して発表しました。

また、新潟県下越地方でも局地的に大雨となっていて、午前2時前に新潟県村上市と関川村に、さらに午前4時すぎに胎内市にも大雨特別警報を発表しました。

気象庁によりますと、山形県置賜地方と新潟県下越地方では、これまでに経験したことのないような大雨となっていて、災害がすでに発生している可能性が極めて高いということです。大雨特別警報は、5段階の警戒レベルのうち最も危険性が高い「警戒レベル5」にあたります。命の危険が迫っているため、ただちに身の安全を確保するように最大級の警戒を呼びかけています。

新潟県では日付が変わってから、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されているほか、関川村下関では午前2時すぎまでの1時間に149ミリの猛烈な雨を観測するなど局地的に記録的な大雨となっています。

気象庁は午前3時前から再び会見を開き、新潟県や山形県では想定よりも前線の南下速度が遅いため、長時間にわたって同じような猛烈な雨となっていると説明しました。この雨は朝まで降り続く見込みで、最大級の警戒を呼びかけています。

今後、雨の降り方によっては、他の自治体にも特別警報を発表する可能性がありますが、気象庁は大雨特別警報の発表を待つことなく、自治体からの避難情報に従い、身の安全を確保してほしいと呼びかけています。

(4日午前5時9分更新)