気象庁、山形の6市町に「大雨特別警報」 降り方により他の市町村にも発表の可能性
気象庁は、山形県ではこれまでに経験したことのないような大雨になっているとして、3日午後7時すぎ、米沢市など6つの市や町に「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁は午後7時15分に山形県米沢市、南陽市、高畠町、川西町、長井市、飯豊町に大雨特別警報を発表しました。
気象庁は会見を開き、今回の大雨について、東北地方に前線が停滞し、台風6号を起源とする暖かく湿った空気が前線の南側に向かって流れ込んだことにより大気の状態が不安定なったことが原因と説明しました。
今後の雨の降り方によっては、他の市町村にも大雨特別警報発表の可能性があるということです。
気象庁は、大雨特別警報の発表を待つことなく、自治体からの避難情報に従い身の安全を確保してほしいと呼びかけています。
また、4日朝にかけて前線は次第に南下する予報で、北陸地方と近畿地方では4日明け方まで、関東甲信地方では4日いっぱい、警報級の大雨の可能性があるということです。