◇第101回全国高校サッカー選手権1回戦 鹿島学園（茨城）ー龍谷（佐賀）（29日、駒沢陸上競技場）

3大会ぶり3度目の出場となった佐賀県代表の・龍谷がセットプレーで、3大会連続11度目の出場となった茨城県代表の鹿島学園相手に驚きのプレーを見せました。

試合開始早々、コーナーキックのチャンスを得た龍谷。中でボールを待つのは5人の選手。それぞれが手をつなぎ円になってグルグルと回転。相手DFをまどわせる作戦に出ました。コーナーキックで蹴られたボールにヘッドするも、ゴールをとらえられず。それでも確実にチャンスを作りました。

これは、「トルメンタ（tormenta）」と呼ばれるもの。スペイン語で「嵐」を意味しています。

この「トルメンタ」は前回大会となる第100回大会で話題になったもの。山口県代表の高川学園が大会中に披露し、ベスト4まで進出。当時は海外でも話題になりました。

この日も、「トルメンタ」が行われるとSNS上では、「龍谷もトルメンタやるのか」「トルメンタ、目回らないのかな」「高川以外でもトルメンタやるとこあるんだ・・・びっくりした」など盛り上がりを見せています。

前半を終え、鹿島学園に2点のリードを許す龍谷。「トルメンタ」で龍谷旋風を起こせるでしょうか。