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ウナギ資源管理へ 東京で国際会議開催

2014年9月16日 12:07
ウナギ資源管理へ 東京で国際会議開催

 「絶滅危惧種」に指定されたニホンウナギの具体的な資源保護策を話し合う国際会議が、東京で開かれている。

 農水省・宮原正典顧問「10月から始まる漁期ですね。その前に、管理をスタートする最後のチャンスなので、ここでなんとしてでも合意を得たい」

 ニホンウナギの稚魚のシラスウナギは産卵場所が太平洋のマリアナ海溝で、会議に参加している日本・韓国・中国・台湾などが同じ漁業資源を利用している。日本は、会議の前に国内の養殖業者に対して、この冬から養殖に使うシラスウナギの量を減らすことができないか提案しており、各国にも足並みをそろえるよう求める方針。

 各国が新たに国際的な枠組みをつくろうとしている背景には、6月に「絶滅危惧種」に指定されたニホンウナギが取引規制の対象となることを避ける狙いがある。