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スコットランド住民投票始まる

2014年9月18日 19:24

 イギリス北部のスコットランドで、独立の是非を問う住民投票が18日午前7時(日本時間18日午後3時)から始まった。現地から渡辺祐史記者が中継する。

 投票所には出勤前の人たちが続々と訪れ、独立に「イエス」か「ノー」か一票を投じた。

 賛成・反対の両陣営は17日深夜まで集会やビラ配りなどを行い、独立に反対する人たちが投票所に看板を設置しに来るなど、最後の最後まで支持を広げたいという気持ちが伝わってきた。

 投票は日本時間19日午前6時までで、大勢が判明するのは19日の午後以降になりそうだ。

 (現状ではどちらが優勢?)
 現地の新聞では18日の朝刊でも世論調査の結果が一面を飾っており、最後までどちらに転ぶか分からないといった状況。ある新聞は反対が53%、賛成が47%となっているが、他の調査を見ても両者の差はわずかで、調査の時点で態度未定の人も1割近くいて、この票の行方がカギを握っている。

 (仮に独立となった場合、どんな影響が考えられる?)
 地元の大手銀行は「独立すればビジネスに支障が出る」として本拠地の移転を検討しており、資金の流出などにつながるおそれもある。また、イギリスは核ミサイルを積んだ原子力潜水艦を保有しているが、この基地はスコットランドにあり、移転する必要が生じる。エリザベス女王が避暑地にしている他、ウィリアム王子とキャサリン妃が出会ったのもスコットランドの大学なので王室との関係も深いことから、王室にとっても絶対に失いたくない場所だ。

 今後、イギリスがどうなるのか。熱気とともに先行きへの不安感が漂っている。