小渕氏、辞任避けられないか 首相と会談へ
自らの政治資金の問題をめぐり小渕経産相は、20日にも調査結果を説明する考えだが、小渕経産相の辞任は避けられない見通し。
小渕経産相は18日夕方に経済産業省を後にしてから、19日朝は姿を見せていない。野党側は小渕経産相の後援会が開催した観劇会をめぐり、劇場側への支払い金額に比べ参加者から集めたとみられる金額が大きく下回っていることや、2012年の観劇会が収支報告書に記載されていない問題などを追及している。
小渕経産相は20日にも事実関係の調査結果を説明する考え。
自らの進退については安倍首相と会談して最終判断する考えだが、小渕経産相は周辺に、閣僚の職責は重いとしつつも国民に納得できる説明ができなければ辞任はやむを得ないとの認識を示している。また、複数の与党幹部も「もはや辞め方の問題だ」などと話している他、首相周辺も「最後は小渕大臣が判断することだ」などと述べ、辞任は避けられない見通し。
看板閣僚の1人である小渕経産相が辞任すれば、安倍首相の政権運営に大きな打撃となりそうだ。