東北地方で１７日朝、地震があり、岩手県の沿岸に一時、津波注意報が出された。岩手県内では５０００人近くの住民が避難した。

　気象庁によると、１７日午前８時６分ごろ、青森、岩手、宮城、秋田県で震度４の揺れを観測する地震があった。震源は三陸沖で、地震の規模を示すマグニチュードは６．９と推定される。気象庁は、この地震をうけて岩手県の沿岸に一時、津波注意報を発表し、岩手県の久慈港で２０センチ、宮古と釜石でも数センチから１０センチの津波が観測された。

　気象庁によると、東日本大震災の余震は、このような大きな余震の可能性は低くなってきているものの、完全にはなくならないとして、引き続き注意するよう呼びかけている。