4月の米雇用統計、就業者数は前月比17万5000人増 市場予想を大きく下回り円高進む
アメリカの4月の雇用統計が発表され、就業者数は前の月から17万5000人増となりました。市場の予想を大きく下回るもので、発表を受け円高が進んでいます。
アメリカ労働省が3日に発表した4月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、前の月から17万5000人の増加となり、24万人程度を見込んでいた市場の予想を大きく下回りました。
一方、失業率は前の月と比べて0.1ポイント悪化し、3.9%でした。
雇用統計の発表を受け、外国為替市場では急速に円高が進み、一時151円台をつけました。
市場予想を大幅に下回ったことで、アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が早期に利下げを始める可能性が意識され、市場でドル売りが広がり、現在は152円台半ばで取引されています。