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イスラエル首相、オバマ政権を痛烈批判

2015年3月4日 12:41

 イスラエルのネタニヤフ首相は3日、アメリカ議会で演説し、イランの核開発をめぐる協議でオバマ政権が今月中の枠組み合意を目指していることについて「合意は間違っており、絶対にすべきではない」などと痛烈に批判した。

 ネタニヤフ首相は演説で、「イランは過激派組織『イスラム国』と同様の思想に基づいた危険な国だ」などと非難した。その上で、核開発をめぐる協議で今月末までの枠組み合意を目指しているオバマ政権の姿勢を痛烈に批判し、「合意は完全な間違いだ」と訴えた。

 ネタニヤフ首相「この合意内容では、イランの核兵器開発を阻止できない。これは非常に間違った合意だ。絶対にすべきではない」

 ネタニヤフ首相は今回、イランに強硬な姿勢を取る野党・共和党の招きで訪米しており、オバマ大統領の頭越しに議会で演説した形。

 これに対し、オバマ大統領は「実行可能な代替案を示しておらず、特に新しい内容はない」と述べ、引き続き合意を目指す考えを示した。