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“航空会社”に「うつの時期あった」と報告

2015年4月1日 10:14

 フランス南東部で起きたドイツの旅客機墜落で、副操縦士がかつて航空会社の訓練学校に対し、「うつ状態の時期があった」と報告していたことがわかった。

 ルビッツ副操縦士は2009年、訓練学校に通っていた際に訓練を数か月間、中断しているが、これまでジャーマンウィングスの親会社・ルフトハンザ航空は訓練中断の理由について明らかにしていなかった。

 しかし、ルフトハンザ航空が先月31日に出した声明によると、調査の結果、副操縦士が学校側とやり取りしていたメールが見つかったという。このメールの中で副操縦士は、訓練に戻るための医療関連書類を提出する際に「以前に深刻なうつ状態の時期があった」ことについて報告していた。

 ルフトハンザ側が副操縦士の状態ついて把握していた可能性もあり、その後の副操縦士の健康管理が適切に行われていたのか、焦点となる。