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戦前の日米友好いまも「ハナミズキ百年祭」

2015年4月10日 17:49
戦前の日米友好いまも「ハナミズキ百年祭」

 100年前の4月10日、日米友好の証しとして東京にアメリカからハナミズキが贈られたのを記念し、10日、都内でケネディ駐日大使らが参加し記念祭が行われた。

 記念祭は、東京都立園芸高校で行われ、ケネディ駐日大使らが日本に初めて持ち込まれた品種のハナミズキを植樹した。この高校にあるハナミズキは、アメリカのワシントンから日米友好の証しとして当時の東京市に100年前の4月10日に贈られたもの。1912年に東京からワシントンに3000本の桜の苗木を贈ったお礼とされている。当時、贈られたハナミズキは40本あったが、戦時中の空襲などにより、現存しているのはこの1本だけといわれている。

 ケネディ駐日大使は約480人の生徒たちに、「ハナミズキや桜といった木々は途切れること無き友好の表現である」と述べた。