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妊娠中にワクチン接種 抗体持った女児誕生

2021年3月17日 21:09

アメリカで、妊娠中に新型コロナウイルスのワクチンを接種した女性から抗体を持った赤ちゃんが生まれたと発表されました。世界で初のケースとみられるということです。

フロリダ州の小児科医によりますと、ことし1月に生まれた女の赤ちゃんのへその緒の血液を調べたところ、新型ウイルスの抗体が確認されたということです。

母親は、妊娠36週目にモデルナのワクチンを1回接種し、その3週後に出産しました。小児科医は母親の抗体が赤ちゃんに移行したとみていて、世界で初のケースとみられるとしています。

ポール・ギルバート医師「検査結果が明らかになり、母親が受けたワクチンによる抗体が、新生児に受け継がれたのがわかり非常に感激した」

赤ちゃんから確認された抗体のレベルや持続力など、詳しいことはわかっておらず、感染に対する十分な予防効果があるかについては、さらなる研究が必要としています。