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レスリング樋口 新所属で東京五輪・金へ

2021年3月31日 19:05
レスリング樋口 新所属で東京五輪・金へ

レスリングのリオ五輪銀メダリスト・樋口黎選手(25)が31日、日本体育大学との契約を満了し、新たにミキハウスの所属となることを発表しました。

「数多くのトップアスリートが集まるミキハウスの一員になることができ、とてもうれしく思います。コロナ禍で先の見えない苦しい状況が続きますが、サポートしてくださる会社や応援してくださる皆様への感謝を忘れず、そして自身の夢のためにも東京五輪での金メダル獲得を目指して、まい進してまいります」とコメントを発表。

4月9日からカザフスタンで始まる五輪選考会、アジア予選に出場する樋口選手。先日行われた公開取材では「(アジア予選で)十分権利は取る」と自信をのぞかせていました。

「99%は勝てるんじゃないかと客観的に見て思っている。後は自分のベストのパフォーマンスを出すためにいかに良い調整を持って行けるかが大事。(残りの1%は)体重コントロールができずに実力を出し切れないのが敗因になると思う。そこは妥協せずにやっていきたい」とコメント。

リオ五輪の時にはお菓子好き、特にマカロンが好きだと公言したため「マカロン王子」とも呼ばれていた樋口選手ですが、実は去年の年末からマカロンを食べていません。その理由は体重調整。去年12月の天皇杯では体重調整がうまくいかず、準決勝で敗退。今回は万全の状態でのぞむべく、口さみしくなった時には「昆布」を食べているそうです。

「甘いものが食べたくなった時は昆布とか、コンビニに売っている酸っぱいやつというか、普通に昆布ですね。おしゃぶり昆布。後はドライフルーツとか果物も結構食べますね。おなかいっぱいになるんで、おすすめですね。口さみしさがなくなるんで」

体重調整がしっかりできれば、レスリングの才能では誰にも負けないと、担当する湯元健一コーチ(36)も太鼓判を押す樋口選手。アジア予選で2位以上になれば、五輪代表権を獲得することができます。

「リオ五輪で銀メダルで終わった借りを返せるのは東京五輪だけ。絶対、金メダルを取る意識でやっている。(アジア予選も)楽な勝ち方に行かないように、泥仕合でもいいから、ぶっちぎりで勝つというのをやっていきたい」と意気込みを語りました。

ミキハウスには、日本体育大学の同期で親友の、グレコローマンの金メダル候補、文田健一郎選手も所属しています。