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岸田首相 「信頼と共感の政治」アピール

2021年10月8日 18:12
岸田首相 「信頼と共感の政治」アピール

岸田総理大臣は、政権発足後初めてとなる所信表明演説を行いました。政治への信頼などを訴え、自らが掲げる新しい資本主義をアピールしましたが、野党側は具体的でないと批判しています。



8日午後、政権運営について自らの考えを示す所信演説に臨んだ岸田総理。演説の冒頭でふれたのは。

岸田総理大臣「国民の声を真摯に受け止め形にする信頼と共感を得られる政治が必要です」

政治への信頼。人々の声に耳を傾ける姿勢を改めて強調しました。
最大の課題である新型コロナ対策については。

岸田総理大臣「これまでの対応を徹底的に分析し、何が危機管理のボトルネックだったのかを検証します」

安倍政権と菅政権で何が問題だったのか洗い出す考えを示しました。

岸田総理大臣「司令塔機能の強化や人流抑制、医療資源確保のための法改正、国産ワクチンや治療薬の開発など危機管理を抜本的に強化します」

第六波への備えが求められる中、対策強化のための法改正を行う考えを示しました。

そして、経済政策のキャッチフレーズにしている“新しい資本主義”については。

岸田総理大臣「大切なのは『成長と分配の好循環』です。『成長か分配か』という不毛な議論から脱却し、『成長も分配も』実現するためにあらゆる政策を総動員します」

分配も大事だとする岸田総理。大学の学費を「出世払い」する教育支援や看護、介護、保育職の報酬引き上げを行うことなどを改めて表明しました。こうした経済政策の具体化のために「新しい資本主義実現会議」を新たに創設すると述べました。

また、外交・防衛政策の基本方針にあたる「国家安全保障戦略」を改定し、経済安全保障などの課題にも取り組む方針を示しました。

公明党・山口代表「国民にわかりやすく提示していた。このように感じました」



野党は。

立憲民主党・枝野代表「一切と言っていいと思いますが、美辞麗句を並べるだけで、具体的にどうするのかという中身がありませんでした」

共産党・志位委員長「自分たちのこれまでの政治のどこに問題点があったか、その反省が全くないというのが特徴だと思います。『新しい資本主義』というキーワードが出てきましたけど、中身ははっきり言ってアベノミクスの3番煎じ。新しいものが何一つない」

国民民主党・玉木代表「中身が薄かったと思います。いくらの入ってないいくら丼、あるいは鶏肉の入ってない親子丼。しかも薄味。総理になった瞬間に元の岸田さんに戻ってしまった感じがします」

日本維新の会・馬場幹事長「岸田内閣が何か改革に取り組むようなご決意があるというふうには、この所信表明からは感じませんし、スクラップ&ビルドで言えば、ビルドのことばかりなんですね。全くスクラップがないということで、これどんどんまた行政経費がかさんでいくんじゃないかと」

野党各党は、11日からの代表質問で、岸田総理の所信演説について厳しくただす構えです。