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侍J稲葉監督「ビックリ」日ハム新GMに

2021年10月27日 18:26
侍J稲葉監督「ビックリ」日ハム新GMに

プロ野球・日本ハムのGMに稲葉篤紀氏が新たに就任し、27日に会見に臨みました。

稲葉新GMは今年の東京五輪で監督として侍ジャパンを金メダル獲得に導きました。

GM就任について打診があった時、「正直ビックリした。戸惑いがありました」と率直な思いを口した一方で、「私の中でやりがいがある物をいただけたなという意味では『絶対強くしてやろう。やってやろう』という気持ちにすぐなりました」とコメント。就任に至るまでの心境に変化があったことを明かしました。

また「道民の皆さんと全国のファイターズのファンの皆さんと共に、強いファイターズを作っていきたい」と意気込みを語りました。

◇以下、主な一問一答

――北海道日本ハムファイターズのGMに就任したいまの心境は?

「新しくプロ野球に入った気持ち、ルーキーな気持ちで、まずはこのチームをしっかりと強いチームにしないといけないという大きな責任感を感じています。

また、これまで侍ジャパンの監督もそうですけど、コミュニケーションというものをずっと意識してやってきました。

私は現役生活を引退して7年、現場から少し離れた状態でしたので、もう一度選手たちとたくさんコミュニケーションを取りながら『しっかりチームを立て直していくぞ』という強い気持ちでいます」

――外からどのように見ていたか?

「非常に若いチーム、若返っているな、という風に感じていました。いまの現役の若い世代を見ると、まだまだ自分のことで精いっぱい、レベルアップで精いっぱい。いまそういうチームで前に進んでいるんだな、という風にも感じております」

――どういうチームにしたいか?

「常勝軍団もそうですし、長い間強くいられるというところを目指さなければいけない。道民の皆さん、全国のファイターズファンに本当に心の底から『ファイターズって強いチームだよね。いいチームだよね』と応援されるチームを目指していかないといけないと思います」

――GMを引き受けた理由は?

「川村社長からGMのお話をいただいた時に、やはり私のこれまでの経験も含め、『ファイターズの現役の頃を、あの頃をもう一度取り戻してほしい』と言っていただきました。私はFAでファイターズにとっていただいて、ここまで育てていただいた恩がある。その恩を少しでも返せたらと思い、引き受けさせていただきました」

――GMをお願いされた時に迷いがあったのか?

「正直ビックリした。GMというイメージが全く私の中で湧かなかった。割と自分の近くでたくさんの監督を見てこられた。GMを近くで見たことがなかったので、GMはどういうことをするのか想像ができなくて、戸惑いはありましたけど、私の中でやりがいがある物をいただけたな、という意味では『絶対強くしてやろう。やってやろう』という気持ちにすぐなりました」

――新GMとしての決意は?

「GMという言葉は聞き慣れないし、GMの役割もこれからいろんなことを教えていただきながらやっていく。道民の声も聞きながら、皆様から愛されるチーム作りを道民の皆さん含め、全国のファイターズファンの皆様と築いていきたいと思います」