喜田「ビックリ」自己最高の8位入賞に笑顔
◇新体操 世界選手権・個人総合決勝(30日、福岡・北九州市)
4種目の合計得点で競われる個人総合。東京五輪では僅差で予選敗退となった喜田純鈴(きた・すみれ)選手が、今大会は予選を8位で通過し決勝に出場しました。
予選上位9人で構成されるグループAに登場した喜田選手。1種目のボールは、アップテンポな曲調で観客の拍手を浴びながら美しいピボットを決め、25.450をマークします。
2種目、得意のクラブでは180度以上開脚しながらの連続ジャンプで観客を沸かせると、手具を投げ2回以上回転し、再びキャッチする「リスク」に成功。24.300をマークし、前半戦を暫定4位(グループA)で折り返します。
その後のリボンでは手具を落としてしまうミスで21.600と得点を伸ばすことができませんでしたが、最終種目のフープでは安定した演技で25.100をマーク。4種目合計96.450で世界選手権自身最高の8位入賞となりました。
試合後、喜田選手は「入賞できると思っていなかった、ビックリ」と笑顔で答えると、「練習すれば必ずできると信じてやってきた。今年1年間やってきたことを評価してもらえてうれしい」と語りました。
東京五輪と世界選手権、大きな2つの大会を終えた喜田選手は「ゆっくり休んで、地元に帰って家族とゆっくり過ごしたい」と話しました。
■写真:YUTAKA/アフロスポーツ