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「夢は浦和レッズGM」退団の宇賀神が挨拶

2021年11月28日 6:02
「夢は浦和レッズGM」退団の宇賀神が挨拶

◇明治安田生命J1リーグ 第37節 浦和レッズ0-1清水エスパルス(埼玉スタジアム2002)

27日に行われたJ1リーグ第37節、浦和レッズのホーム最終戦の試合後、今季限りで引退する阿部勇樹選手、浦和レッズを退団する槙野智章選手、トーマス・デン選手と共に、宇賀神友弥選手がサポーターに挨拶しました。

浦和の下部組織に6年間在籍し、流通経済大学を経て2010年から浦和レッズ一筋12年プレーしてきた宇賀神選手は「今シーズンを持ちまして浦和レッズを退団することになりました。まずはじめに、今日たくさんの人が埼玉スタジアムに足を運んでくれたと思いますが、僕がピッチを走る姿を見せることができず、本当に申し訳ありませんでした。最後まで、自分の実力不足を嘆き、情けない男だなと、本当に後悔しています」と、この日はベンチ外のため試合を欠場したことをサポーターに謝罪。

「ただ、僕が浦和レッズの選手としてプレーした12年間、このピッチに立ち続けた、一度も手を抜くことなく戦い続けた姿は皆さんの目に、心に焼きつけて頂けたんじゃないかなと思います」と胸を張りました。

2017年のアジアチャンピオンズリーグ制覇などこれまで浦和レッズで獲得したタイトルは6つ。「優勝した時に必ずこの最高の浦和サポーターの皆さんが後押ししてくれました。本当に感謝しています。浦和レッズで、この最高の時間を過ごした埼玉スタジアムで、自分がもうプレーすることはないんだと思うと、本当に悲しい気持ちでいっぱいですが、皆さんとともに作った歴史、思い出は自分の心にずっと生き続けるんじゃないかなと思います」と振り返りました。

それでも「サポーターの皆さん、一言だけ言わせてください。本当によく衝突しましたね」と切り出すと、「それは本当に、お互いに浦和レッズを愛していたからなんだなと、このピッチに立って改めて感じています。何回も『ふざんけじゃねぇ』とか『ちゃんとルールを守って応援してくれよ』とか『なんでいつもそういうことばっかするんだよ』とか思っていましたけど、やっぱり思い返してみると、浦和レッズサポーターって最高だなと。『お前ら最高だよ』って本当に心から思っています」と、熱い浦和レッズサポーターへの感謝の言葉を述べました。

今後の去就は未定ですが最後に宇賀神選手は「僕にとって浦和レッズは家族です。埼玉スタジアムは僕の家です。僕の次の夢は浦和レッズのGMになることなので、必ず一回りも二回りも成長して、この浦和レッズに帰ってくることを約束します。それまでに必ずサポーターの皆さん、浦和レッズを愛する皆さんの力が必要になると思います。これからも浦和レッズのことを全力で後押ししてください。18年間、本当にありがとうございました」と大きな夢を語りました。