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“ロックダウン”の上海で住人同士のケンカも “ゼロコロナ”政策は…

2022年3月30日 20:49
“ロックダウン”の上海で住人同士のケンカも “ゼロコロナ”政策は…

感染防止のため、市を東西の2つに分け封鎖する、事実上の“ロックダウン”が始まっている中国・上海では、人々のストレスもそろそろ限界に達しています。PCR検査が行われた団地では、住人同士が殴り合う激しいケンカが発生しています。

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わずかな感染拡大も封じ込める“ゼロコロナ政策”を続ける中国。上海の団地には、防護服をきた人の姿がありました。各部屋を訪れ、抗原検査のキットを配っていたのです。突然、団地の住人全員に一斉検査が行われていました。

上海では感染防止のため、市を東西の2つに分け封鎖する、事実上の“ロックダウン”が始まっています。30日、西側では、東側のコンテナ港へとつながるトンネルが封鎖され、トラックなども通れない状況になり、物流が滞る事態になっていました。

こうした厳しい“ゼロコロナ政策”に、人々のストレスもそろそろ限界に達しています。

PCR検査が行われた団地ではストレスからでしょうか、住人同士が殴り合う、激しいケンカが発生。

別の場所では、住人が防護服をきた係員に殴りかかっていました。倒れ込んでしまった防護服の係員に対し、住人は叫びながら頭を叩いていました。

中国では、新たに8655人の感染者が確認されました。5日連続で5000人を超えていて、ゼロコロナ政策の効果が疑問視されています。(感染者 8655人(無症状含む) 中国・衛生当局 30日発表)