日本を訪れているアメリカのペロシ下院議長は5日、アメリカ大使館で記者会見を行い、「中国が台湾を孤立化させることは許さない」と述べ、台湾を擁護する姿勢を改めて示しました。

ペロシ下院議長「中国はWHOから台湾を排除するなど、台湾を孤立化させようとしている。我々は中国による台湾の孤立化を許さない」「アメリカと台湾の友情は強固で、我々は超党派で台湾の平和を支持している」

ペロシ議長はこのように述べ、台湾への圧力を強める中国をけん制するとともに、台湾を支持する姿勢を強調し、今後もアメリカの議員や政府高官による台湾訪問を続ける考えを示しました。

また、アメリカの台湾政策は何も変わっていないと改めて強調した上で、「中国側は今回の訪問を口実として台湾に打撃を与えようとしている」と述べ、中国を非難しました。

今回の台湾訪問が自身の外交上の業績づくりのためではないかという見方があることについては、「ばかげたことだ」と述べ、「訪問は、台湾の民主主義を支援するためだ」と強調しました。