ペロシ氏訪台に反発…中国軍事演習へ G7外相は非難「緊張を高め、地域を不安定にする危険」
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問をうけ、G7(=主要7か国)の外相は3日に声明を発表し、訪問に反発して軍事演習などを行う中国を、「緊張を高め、地域を不安定にする危険がある」などと非難しました。
声明では、中国が発表した実弾演習や貿易規制などの対抗措置に懸念を表明し、「緊張を高め、地域を不安定にする危険がある」「訪問を口実に、台湾海峡での攻撃的な軍事活動を正当化することはできない」などと非難しました。
その上で中国に対し、武力による一方的な現状変更を行わず、平和的な手段で問題を解決するよう求めています。
またG7として、「台湾海峡の平和と安定の維持に対する、確固たる関与を再確認する」としています。
一方で声明では、「G7各国の、台湾に関する基本的立場に変更はない」とも強調しています。