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国際人権団体「露軍がクラスター弾を少なくとも6種類使用」民間人数百人が犠牲に

2022年5月13日 3:32
国際人権団体「露軍がクラスター弾を少なくとも6種類使用」民間人数百人が犠牲に

国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍が、殺傷力の高い「クラスター弾」を少なくとも6種類使用したと発表しました。

「クラスター弾」は親爆弾から無数に小さな子爆弾が飛び散る爆弾で、広い範囲を無差別に攻撃するため、“悪魔の兵器”とも呼ばれています。

ヒューマン・ライツ・ウォッチによりますと、ウクライナ侵攻以来、ロシア軍は少なくとも6種類のクラスター弾を攻撃で使用し、民間人数百人が犠牲になったということです。正確な数は不明としつつも、クラスター弾の攻撃は数百回に及び、多くが人口密集地で報告されているとしています。

また、ウクライナ軍も少なくとも1回はクラスター弾を使用したことを示す証拠があるということです。

「クラスター弾」をめぐっては、日本など100か国以上が加盟するオスロ条約で製造や使用が禁止されていますが、ロシアやウクライナ、アメリカなどは加盟していません。

ヒューマン・ライツ・ウォッチはウクライナ侵攻の当事者に、クラスター弾の使用を中止してオスロ条約に加盟するよう呼びかけています。


■写真:ヒューマン・ライツ・ウォッチHPより

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