AAA・與真司郎 ゲイを公表 カミングアウトを聞いた直後のファンを取材 「推しでよかった 誇りに思う」
與さんは「今日はどうしても、みなさんの顔を見ながら、直接伝えるべきだと思い、このような形をとらせてもらいました。僕自身、長い間この不安と、闘ってきました。本当に何年もの間、自分の一部を、受け入れることができませんでした。それでも、さまざまな葛藤を乗り越え、今やっと、みなさんにこのことを、打ち明ける決意ができました。それは僕が、ゲイであるということです」と涙を流しながら語りました。
突然の発表をファンたちはどのように受け止めたのか。イベント直後に話を聞きました。
■「本当に推しでよかった 誇りに思う」と涙
愛知県から来場したという親子は、モニターに映った與さんの手が震えていたと話し、「すごく緊張しているから、よっぽどのことを言うんだと思いました。いつもと違うのは分かったので、勇気がいっただろうなって。これからもずっと変わらないっていうか、もう大好きです。人間として本当に尊敬できる人です」とコメント。16歳の娘は「そういうのってすごく怖くて話せないじゃないですか。それでもファンに伝えたい、自分らしく生きたいっていう自分の芯がちゃんとしていて、本当に人間として素晴らしいなと思います」と熱く語りました。
さらに、「日本でもいろいろ賛否両論があって、真司郎はすごい生きるのが苦しかったんだなと。そういうことからアメリカに行ったのかなって。自分の性の部分とか否定されやすい部分を勇気を持って発表したことは、本当にすごいことだと思ったので、本当に推しでよかった。本当に誇りに思う。そういうことを発表できるっていうのは本当に心が強くて、優しい人なんだなってすごく思いました」と涙ながらに與さんへ思いを語る姿もありました。
■「私たちは與さん自身が好きで応援している」
千葉県と神奈川県からイベントに参加したというファンは、今回の発表された瞬間について「セクシュアルのことは戸惑うこともなく、“あ、そうなんだ”っていうぐらいの気持ちで。びっくりはしましたけど、ストンと落ちました」、「“なるほど、そっか”っていう感じで、納得というか、特に抵抗とかはなく、すっと受け入れた感じです」とコメント。
印象に残った與さんの言葉を聞いてみると「“自分はダメなんじゃないか”って責めているところがぐっときたというか。“そんなことを思っていたんだ、つらかっただろうな”と思いました」と強く心に刺さったことを明かしました。また「言い出すのってすごく勇気がいったことだと思う。最後に“もっと早く言えばよかった”って言ってたけど、“本当にもっと早く言ってくれてよかったよ!”ってファンとしては正直思いました」と與さんとファンがこれまで築いてきたからこその温かい言葉をかけていました。
イベントで與さんは、自分のファンが周囲から何か言われることを心配していましたが、それについて「常々思っていますが、本当にファンを第一に考えてくれる人なんだなと」「私たちは與さん自身が好きで応援しているところがあるので、そうやって言ってくれようとしていたことはうれしいなと思いました」とさらに絆が強まった様子を見せていました。
■「ありのままの自分でアーティストを続けてくれてうれしかった」
また、「今、社会問題になっているLGBTQ+の当事者として、すごいつらい思いもしたと思います。マイナスな印象は受けなかったです。むしろ“ありがとう”という思いでいっぱい」「“隠し通して芸能界に居続けるか、もう芸能界から消えるかの2択しかない”って言ってたんですけど、それを3択に増やしてくれて、ありのままの自分でアーティストを続けてくれるということが本当にうれしかった」とこれからも応援できることに感謝と喜びを感じていました。
そして「今回のことでホームページにもあったんですが、講演会とかもしてくれるのかなって。また違った見せ方をしてくれるんだろうなって期待しています」と次なる與さんの活動を心待ちにする声もありました。