野田秀樹「人をのせるのが上手で、のせた割には深追いしない」 写真家・篠山紀信さんをしのぶ
写真家・篠山紀信さんの人柄を語る野田秀樹さん
今年1月に83歳で亡くなった写真家の篠山紀信さん。3日に『篠山紀信先生を偲ぶ会』が営まれ、約400人が参列しました。劇作家の野田秀樹さん(68)が篠山さんの人柄を語りました。
野田さんは、「篠山さんは人をのせるのが上手で、のせた割には深追いしない。恋愛の達人のような方でした」と篠山さんの人柄について話しました。
また、篠山さんの撮影する姿を振り返り、「篠山さんが気配を消して、被写体のそばにまるで写真など撮る気がないように、わざと被写体に背中を見せながら近づいていく姿を見つけました。振り向きざまにカメラを構え、さっと撮り、その場から立ち去るのでした」と語った野田さん。「“被写体の懐に飛び込んで写真を撮るのは、はじめからなの?”と聞いたら、“あれは、若い時、リオのカーニバルを撮ったときに悟ったのよ。外からカーニバルを見ながら撮っても全然ダメで、だからもうこれは、中に入るしかないと思ってやけで飛びこんだのよ。そしたらいい写真が撮れちゃったのよ”と」と振り返りました。
そして「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ。さよなら、篠山さん」としのびました。
野田さんは、「篠山さんは人をのせるのが上手で、のせた割には深追いしない。恋愛の達人のような方でした」と篠山さんの人柄について話しました。
また、篠山さんの撮影する姿を振り返り、「篠山さんが気配を消して、被写体のそばにまるで写真など撮る気がないように、わざと被写体に背中を見せながら近づいていく姿を見つけました。振り向きざまにカメラを構え、さっと撮り、その場から立ち去るのでした」と語った野田さん。「“被写体の懐に飛び込んで写真を撮るのは、はじめからなの?”と聞いたら、“あれは、若い時、リオのカーニバルを撮ったときに悟ったのよ。外からカーニバルを見ながら撮っても全然ダメで、だからもうこれは、中に入るしかないと思ってやけで飛びこんだのよ。そしたらいい写真が撮れちゃったのよ”と」と振り返りました。
そして「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ。さよなら、篠山さん」としのびました。
最終更新日:2024年12月4日 21:35