木村拓哉「現場ではステッキの先が浮いている」 93歳の巨匠・山田洋次監督と19年ぶりにタッグ
山田監督が手がけ、11月21日に公開予定の『TOKYOタクシー』は、東京を舞台に人生の喜びをうたいあげる感動のヒューマンドラマ。木村さんが演じるのは、さえない日々を送るタクシー運転手。ある日、偶然タクシーに乗せることになった、人生の終活にむかうマダムとの運命的な出会いと奇跡を描く物語。マダム役を倍賞千恵子さん(83)が演じます。
2006年公開の映画『武士の一分』以来、19年ぶりに山田監督とタッグを組む木村さんは、「19年ぶりと聞くと・・・もうそんなに時間がたっているんだと自分でも驚く部分はある」と感慨を浮かべながら、「撮影が始まるのが楽しみで仕方がないです」と語りました。
まだ、準備段階という現場も明るく活気があふれているそうで、木村さんは「これ、皆さんの前で言っても大丈夫かな?」と前置きしつつ、「山田監督はステッキをついて現場に入られますが、現場ではそのステッキの先が浮いている。地面についていないんです」と、山田監督の現場での若々しい姿に触れて、会場を笑いに包みました。
最後に「現場に入るとそれくらい皆さん、普段とは全く違う電流の流れ方で違うモーターを回している感覚になる。そんな現場でワンカット、ワンカット撮っていくと思うので、出来上がりを皆さんにはお待ちいただきたいです」と笑顔で呼びかけました。