ツインズ俳優の斉藤祥太（２５）と慶太（２５）が２９日、都内で行われた米映画「スコット・ピルグリムＶＳ．邪悪な元カレ軍団」の初日舞台あいさつに出席した。

　ミステリアスな女の子、ラモーナに一目ぼれした主人公スコットが、７人の“邪悪な元カレ軍団”とさまざまなバトルを繰り広げるアクション・コメディー。２人は５番目、６番目の元カレ「カタヤナギツインズ」として出演し、ハリウッド進出を果たした。
　祥太は公開初日に「めちゃくちゃテンション上がっています。すごいドキドキしている」と大興奮。２年前に撮影した作品がついに公開されるとあって、慶太も「やっとこの日が来たなという思い」と感激の表情だった。

　エドガー・ライト監督（３７）から、兄弟そろって出演オファーを受けた。祥太は「何で僕たちが選ばれたのか聞いたら『見た瞬間に決まった』って言ってくれて。すごくうれしかった」。慶太は「エドガーは日本が大好きで。秋葉原とか中野ブロードウェイの写真とかを見せられました。本当に日本好きなオタクって感じ」とキャスティングの決め手は日本びいきの監督の嗜好にあることを明かし、苦笑した。

　１人の女性の“元カレ”役を務めたが「実際に１人の女性を同時に好きになってしまったらどうする？」とイジワルな質問が飛ぶと、兄の祥太は「付き合うなら先に付き合いたいですね。ぜひ」と“先行”を主張。一方、弟の慶太は「兄弟だったらこっそり身を引くかもしれないですね。じゃあ僕は後でいいです」と消極的対応。“年功序列”の結果に祥太は「うまくまとまりました」とにんまりだった。