岡本健一、演出論を語る「考えないこと」
俳優の岡本健一(41)、女優の中嶋朋子(39)が出演する舞台「恋人」が7日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで初日を迎えた。
英国のノーベル文学賞作家ハロルド・ピンターの作品で、誰もがうらやむような良好な関係を築いている結婚10年目の男女の夫婦関係を描いたもの。
岡本は本作で演出家デビューも果たしており、「気を配ったところは、あんまり演出っていうことを考えないこと。2人の関係を大切にしていこうと」と独自の“演出論”を打ち出した。
共演者の中嶋は、岡本が「どうしても」と熱望した相手。岡本に「すばらしい女性ですから。託せる感じ」とべた褒めされた中嶋も「(演出を)やりたいんだって話を聞いたとき、スタッフでもなんでもいいから手伝うよって言ったんです。アーティストな部分をすごく感じました」と岡本の才能にほれ込んでいる様子だった。
夫婦の性生活にせまる内容で、劇中では中嶋が大胆に肌を露出する刺激的な場面もある。本作を息子であるHey!Say!JUМPの岡本圭人(18)に見せたいかと尋ねられた岡本は「子どもも見た方が、大人の世界をのぞいた方がいいですよ。僕も10代のころ、20代や30代の世界に興味があった。未成年はすごく安く見られるんですよね?確か3000円」とアピール。
息子のステージは「最近、見ていない」そうだが、「すごく華やかで、若い女の子たちを喜ばせているとは聞きますよ」とうれしそうだった。
同所で10日まで。