お笑いコンビのサンドウィッチマンが２０日、東京・ＹＡＭＡＮＯ　ＨＡＬＬで「サンドウィッチマンプレゼンツ　東北魂チャリティーライブ」を行った。

　東日本大震災の被災地支援のためのライブで、毎月開催することが決定。この日はゲストに、女優の秋野暢子（５４）、宮城出身のフリーアナウンサーの生島ヒロシ（６０）、手品師のマギー審司（３７）、お笑い芸人の狩野英孝（２９）が参加。ライブ前にそろって会見を行った。

　第１回目のチャリティーライブ開催にあたり、伊達みきお（３６）は「今から何年続くか分からないですけど、できるだけ長いことやっていきたいなと思っています。その初日ということで、マギーさんや狩野君をはじめ、まずはこのメンバーでやろうかなという感じで立ち上げたので、楽しみですね」とにっこり語った。

　妹夫婦が安否不明の生島は、「野球や、こういうお笑いライブって、一瞬（目の前の）大変さを忘れさせてくれるし、明日への生きる力になるような気がする。前を向きながら、大変だけども、時々笑い飛ばしながら、歩み続けていくことがとっても重要。こういうチャリティーライブで笑いを届けることはみんなのパワーアップになると思う。ぜひともいい形で続けてほしいな」とエールを送った。

　祖母を亡くしたマギーも「亡くなった人のためにも僕らが元気でいないと。それが亡くなった人への恩返しだと思う。みんなで笑いながら楽しく支援ができればと思う」と仲間らと協力しながら今後も支援活動をしていくという。
　
　サンドの富澤たけし（３７）に震災後の４月２７日に第１子となる長男が誕生。「ホントにかわいいんですよね。皆さんが思っている以上にかわいいんですよ」と目じりを下げると、伊達は「僕、見ましたけど、普通の赤ちゃんですよ！」と冷静に突っ込んだ。富澤はパパとして、「希望の光じゃないですけど、（震災で）子どもを亡くされた方もいますんでね、すごく大事に愛情を持って育ててあげたいなと思います」としみじみ語った。

　「東北魂」に寄せられた義援金（金額は集計中）は、２７日にサンドの２人から宮城県知事に手渡される予定で、被災した各県へ届けられる。