川崎麻世、カイヤと共作。きずな深まった?
俳優の川崎麻世(48)、「社会風刺コント集団」ザ・ニュースペーパーの福本ヒデ(39)、ボクシング元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也(41)らが30日、東京・永田町の衆議院憲政記念館で開幕した「第13回 文化人・芸能人の多才な美術展2011」(〜6月3日)に来場した。
今年は東日本大震災救済応援特別チャリティー企画という位置づけで、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」というテーマのもとに、歴代総理大臣や芸能人ら83人がアート作品を制作。絵画、書、陶芸、オブジェなど155点が展示されている。会場には募金箱も設置し、被災地への復興支援を展開していく。
川崎は、震災直後に描いたという「I LOVE JAPAN」など2点を出品。「世界に向けてのメッセージというか、被災地の皆さんに少しでも元気になってもらえればと思って描きました」と創作意図を明かした。
絵の中には、妻でタレントのカイヤによる「日本はこれからもっともっと前よりいい場所になる。手と手を取りながら、心と心で一つになろう」という意味の英詩を盛り込んだ。夫婦のきずなで、メッセージ性を高めた。
コラボ作の絵をプリントしたTシャツを着て来場したが、夫婦のきずなは冷えてしまったようで、「この間、『できたよ〜』ってこのTシャツを見せたら、(絵の中に)『わたしの名前がないじゃないの!!』ってキレて、それでちょっと亀裂が入ったかな」と苦笑い。絵を描いている時間と、カイヤさんとの会話ではどっちが長い?と質問されると「それは絵を描いている方が長いです」と即答して、笑いを誘った。
“石破茂”のふん装で登場した福本は、菅直人首相や石破茂自民党政調会長の似顔絵を描いた“政治家カルタ”を出品。「永田町でこの格好ができるっていうのはすごくうれしいね」と喜び、風刺コント集団ならではの着眼で作品にアプローチした成果を、「見てもらった方にちょっとでもニヤっとしてもらったらいいなというデフォルメで描きました。菅さんは色鉛筆であえて(薄く)描きました」とニンマリ。
初参加の鬼塚は、絵画「HOPE AGAINST HOPE」を出品。「子どもたちが見て元気がでるような、頭の理解じゃなくてただ見てあっ面白い、楽しいとかそういう肌で感じるような絵になればいいなと思ってやった」とやさしい笑顔で解説した。