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原田泰造、平成の無責任男「責任持って」

2011年6月8日 20:05
原田泰造、平成の無責任男「責任持って」

 ネプチューンの原田泰造(41)、女優の星野真里(29)らが8日、東京・有楽町の東宝本社で、シアタークリエ7月公演「ニッポン無責任新世代」(7月15日〜)の制作発表に出席した。

 クレイジーキャッツの故植木等さんが主演した映画「無責任シリーズ」にオマージュを捧げるエンターテインメント・コメディー。劇作家の後藤ひろひとさん(42)の作・演出で舞台化するもので、東日本大震災チャリティー公演として収益の一部を、日本赤十字社を通じて被災地に送る。

 原田が演じる主人公は、植木さんが演じた無責任男“平均(たいら・ひとし)”の孫という設定。ダメ社員の吹きだまり、小さな商事会社を舞台に、でたらめな行動で一時は会社を大混乱に陥れるが、最終的には親会社を子会社にしてしまう。親会社の鬼会長役に俳優の黒部進(71)、会長にゴマをすってばかりいる子会社の女社長役を女優の真琴つばさ(46)が演じる。

 原田は「サクセスストーリーは大好き。見た方が元気になるような舞台にしたい。上の方(天国)で褒めてくれたらうれしいな」とにっこり。会見後に、東宝本社前の「合歓の広場」に移動し、植木等さんの手形に手を重ね合わせた。舞台への現実味が増したようで「うわ〜プレッシャーだな。無責任男を責任持ってやらないと!」と気を引き締めた。

 ヒロイン役の星野は「仕事ってなんだろう?」と悩みながら、空回りしながらも何にだって全力で挑む女性社員を演じる。「きっと(見てくれた)皆さんが笑顔になれるストーリーになっています」と胸を張った。

 主人公が居候する家の親父=町工場の社長役で出演もする劇作家の後藤さんは、「無責任のDNAを受け継ぐ主人公が、今の世の中をどう立ち回り、どう責任をとっていくかが見どころ」と解説。原田の歌唱シーンもあるという。