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さかなクン、チビッ子にきっぱり「魚に恋」

2011年8月2日 3:21
さかなクン、チビッ子にきっぱり「魚に恋」

 タレントで東京海洋大学客員准教授のさかなクンが1日、広島県廿日市市でリニューアルオープンした宮島水族館の1日名誉館長を務めた。

 全面建て替えのため2008年12月に休館。愛称を「みやじマリン」と改め、2年8カ月ぶりに再開にこぎつけた。前日午後5時からオープンを待ち焦がれた客が並び始め、1日午前9時には約450名が行列を作った。

 広島県知事の湯崎英彦氏、廿日市市長の眞野勝弘氏らとオープニングセレモニーに出席したさかなクンは、2年8カ月前の閉館の際に見た、スナメリの子どもの記憶をひも解き、「ニコちゃんがこ〜んなに大きくなっていました!」と手をいっぱいに広げて大喜び。「宮島水族館には『和』を感じ、雅(みやび)な心を持てます。日本人で良かった。また広島ならではのカキの養殖の様子が見られる水槽を持つ水族館は他にはないので感動しました。どの水槽もすギョイので、ぜひ宮島水族館にヒレを…、あ、足をお運びください」と呼びかけた。

 来場した子どもたちのために「おさかな講座」も開催。瀬戸内海の生きた化石と言われる「カブトガニ」についてなど、得意のイラストを使い、生態について分かりやすくレクチャーした。
 チビッ子からは、「彼女はいますか?」という質問が飛び出し、一瞬戸惑ったが、「さかなクンは常に魚に恋してます!」と笑顔で切り抜けた。

 リニューアルした宮島水族館は、旧水族館に比べ約1.4倍の規模となり、展示生物数は、350種1万3000点以上。外観は、宮島の風致景観に合わせ、屋根に瓦を使用するなど和風テイストになっている。