俳優の織田裕二（４３）が２日、東京・スペイン大使館を表敬訪問し、駐日スペイン大使のミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ氏と会談した。

　織田が主演を務めた公開中の映画「アンダルシア　女神の報復」で、約１カ月間、スペインロケを敢行。「スペインの人々や街の協力があってできたこと」と感謝の気持ちを伝え、「スペインのスタッフと日本のスタッフが一緒になって情熱を傾けた」と話した。

　スペイン南部の自治州・アンダルシアの暑さを経験し、「あの暑さの中で情熱的なフラメンコや闘牛が生まれたのだと感じています」と実感。「そのエキスが凝縮して映画に入れられているので、大使もぜひ、映画館でこの迫力を味わっていただいて、よかったら本国スペインの皆さんにも見てもらいたいと思います」と訴えた。

　大使はその熱い思いに打たれたのか、「ぜひこの映画を拝見したい。スペインでも上映されれば、ヒット間違いなしと思います。大使館といたしましても、レコメンデーション（推薦）できるようであれば、ぜひ力をお貸ししたい。ぜひ、スペインで（上映を）やってみたいと思います」と約束した。