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具志堅さん「ちょっちゅね」阿部寛ら大喜び

2011年9月20日 15:47
具志堅さん「ちょっちゅね」阿部寛ら大喜び

 俳優の阿部寛(47)、女優のミムラ(27)、桜庭ななみ(18)が20日、都内で行われた映画「天国からのエール」(10月1日公開)の試写会に出席した。

 高校生の音楽活動を応援するため音楽スタジオ「あじさい音楽村」を自費で建てた、沖縄県本部町で弁当屋を営んでいた仲宗根陽さん(享年42)の実話をベースにした物語。

 撮影は同所で行われたため、陽さんを演じた阿部は「今もそこで(地元の学生が)音楽活動をやっていて、仲宗根さんが彼らの中でまだ生きている。最初はそこで撮影することにプレッシャーもあったけど、毎日撮影する中で自分の中の仲宗根さんを成長させていった。自分にとっても特別な作品になりました」と作品への思い入れを語った。

 同県出身の元WBA世界ジュニアフライ級王者の具志堅用高さん(56)もゲストとして登場。「いろんな俳優さんにお会いしたけれど、1番いい男ですね」と阿部を絶賛。バンド活動を行う女子高生役の桜庭についても、「最初は歌があんまりでしたけど、最後のステージなんかうまかったですねぇ」と温かいまなざしを向けると、桜庭も「バンドのシーンは緊張したんですけど、具志堅さんにそういっていただけるとうれしいです」と笑顔で応えた。

 写真撮影では、仲宗根さんにちなみ沖縄料理の弁当が用意された。試食した具志堅さんが「少し味が薄いね。しょうゆを“ちょっちゅ”かけて…」とお得意のフレーズをつぶやくと、阿部は「出ましたね、“ちょっちゅ”が」とにんまり。ミムラは「聞けてうれしい!」と大興奮だった。