「第２２回ＪＵＮＯＮスーパーボーイコンテスト」でグランプリを受賞した俳優・稲葉友（１８）の主演舞台「真田十勇士〜ボクらが守りたかったもの〜」が２日、東京・天王洲銀河劇場で開幕した。

　戦国時代後期、徳川家康の野望に命をかけて立ち向かう男たちの物語で、稲葉は猿飛佐助役を演じる。初の舞台本格出演にして、初主演を務めることに「すごい俳優さんたちが集まる舞台で初主演。どえらいことだと思います」と緊張を隠しきれない様子ながら、「１８歳でこんな経験をさせてもらえるヤツはそういないと思う。この舞台で何かをつかんで、自分にしか出せない若さと気合で皆さんを引っ張っていきたい」と意気込みを語った。

　サブタイトルにかけて「稲葉さんに『守りたかったもの』はありますか？」という質問が飛ぶと「正直、まだ何かを守るっていう歳ではない。いろんなことを怖がらずにやっていくことが大事だと思っています。失うものがないので、今の僕に守るものはありません」と若さあふれる回答。「見た目も派手で、いわゆるかっこいい舞台ですが、本当の意味の男の生きざま、死にざまが分かる舞台です」とアピールした。