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美山加恋、難役に挑む…初主演舞台が初日

2012年6月6日 20:27
美山加恋、難役に挑む…初主演舞台が初日

 女優の美山加恋(15)の初主演舞台「神様の観覧車」(〜17日)が6日、東京・青山円形劇場で初日を迎えた。

 余命いくばくもない全盲の少女・夏樹静香(美山)の夢をかなえるため、3人の兄が奇想天外な計画を立てる家族の愛の物語。

 美山は目が見えず病魔にも冒される難役で、せりふの量も多い。「役を理解する難しさはすごくあって、今でも悩んだりすることがある」と話し、「お客さんから見た、目の見えない少女の動きと、自分が感じている目の見えない少女の動きが違うところが多々あるので、そういうのを意識するのはすごく難しいですし、気持ちの面でも今回の私の役は、どんどんどんどん死に近づいていく役なので…」と心を砕いた。

 舞台の見どころは「言っちゃえば全部なんです!」と言葉に力を込め、「きょうだいの変わっていく姿も見えてきて、そこもすてきですし、しーちゃん(静香)が死に近づいていくカウントダウンも見ていてすごく切なくなりますし、いろんな人物の感情がぶつかる舞台なので、最初から最後まで楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。