出演者爆笑「ニッキさん自身がコメディー」
ミュージカル「デュエット」の公開けいこが22日、都内のスタジオで行われ、キャストの内博貴(26)、和音美桜(かずね・みおう=29)のほか、演出を担当する少年隊の錦織一清(47)らが参加した。
売れっ子作曲家・ヴァーノン(内)と天真爛漫(らんまん)な女性作詞家・ソニア(和音)によるロマンティック・ラブコメディー。
けいこ直前にスタッフが報道陣に対し、「錦織さんのロマンティックな演出にもご注目ください」とアナウンスすると、錦織は「ホントはシュールでデンジャラスなんだけどね」と切り返して、いきなりけいこ場を笑いの渦で包んだ。
主演の内は、事務所の大先輩でもある錦織を「(存在自体が)心のよりどころというか、ホントに安心して仕事に取り組めます」と仰ぎ見る。演出もきめ細やかで、「(錦織に)厳しいことを言われたことはないです。丁寧に自分で動きながら(演技を)やってくれるので、分かりやすいんです」と演出家・錦織に全幅の信頼を置いている様子だった。
約2時間半、ステージに出ずっぱりになる怖さも、想像できるが、内自身で解消するしかない。
「正直、怖いですし、ハードルも高いと思うんです。きのう、錦(織)さんにその話をしたら、『じゃあ(ハードルを)くぐればいいじゃん』って言ってくださって。ちょっと心が楽になりました」と先輩のさりげないジョークに助けられたという。
錦織のおかげで、けいこ場は普段から笑いが絶えない。
元宝塚歌劇団宙組の和音は「(内、錦織と)初めてご一緒するんで、最初はどんな感じになるんだろうと思っていたんです。しかも(自分が)初めてのコメディーなので。でも、ニッキさん自身が“コメディーな人生”を歩んでいる感じで、見ているだけで勉強になる」と表現すると、内は同意の手をたたき爆笑した。
28日に東京・日比谷シアタークリエで開幕。