×

くるり、地元でフェス「100年続けたい」

2012年9月23日 13:29
くるり、地元でフェス「100年続けたい」

 アルバム「坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)」をリリースしたばかりの京都出身のロックバンド、くるりが22日、地元京都で主催フェス「京都音楽博覧会2012 in梅小路公園」を開催した。
 日本全国で開催される野外フェスだが、主要ターミナル駅(京都駅)から徒歩圏内という場所での開催は珍しい。2007年、地元京都で新しい音楽の楽しみ方を提案したいと考えていたくるりが発起人となり、5周年を迎えた。

 今年のテーマは「ヒトリ・ジャンボリー」。普段、バンドで演奏しているミュージシャンにふらっと遊びに来てもらい、ふらっと演奏してもらうというイメージで開催した。

 トップバッターとして木村カエラ(27)が、くるりをバックバンドに従え登場。「世界で一番好きな曲です」と紹介し、くるりの「奇跡」をカバーしたり、ヒット曲「リルラリルハ」や「Butterfly」など4曲を披露し、フェスは開幕。
 ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(35)、細野晴臣らが次々にパフォーマンス。最後はくるりが登場し、最新アルバム収録曲の「everbody feels the same」など全11曲を演奏した。
 ボーカルの岸田繁(36)が「あと100年続けたいです!」と宣言すると、会場は大きな拍手に包まれた。

 アンコールでは木村カエラ、雅-MIYAVI-、小山田壮平、山口洋、ホリエアツシ、後藤正文、細野晴臣が勢ぞろいし、楽曲「リバー」をセッション。鳴り止まない歓声と拍手の中、6年目の京都音楽博覧会は幕を閉じた。
写真=久保憲司