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世良公則ストーンズに感涙「13に戻った」

2012年11月7日 21:04
世良公則ストーンズに感涙「13に戻った」

 ロック歌手で俳優の世良公則(56)が7日、東京・台場のZeppダイバーシティ東京で開催された映画「クロスファイアー・ハリケーン」のプレミア試写会に来場した。

 結成50周年を迎えたスーパーバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の公式ドキュメンタリー。大のストーンズファンである世良は観賞後、取材に対応し、「始まって2分間くらいは目の前がかすんでましたね。ウルウルしちゃって」といまだ興奮がさめやらぬ様子で感激を伝えた。

 13歳からストーンズのとりこに。「中学に上がった時に深夜放送でストーンズを聞いて以来のファンですから。ラジオの小さなスピーカーから『Paint it Black』が聞こえた時、そのエネルギーがスピーカーからビンビン伝わってきた」と当時、受けた衝撃を口にした。

 自身の音楽スタイルも、大きな影響を受けた。1977年にデビューした時、「ロックミュージックが学校や職場で当たり前のようにあふれている、そんな日本が来たらカッコイイだろうなと思ってスタートした」と振り返り、映画を見て「彼らのエネルギーを受けて、自分も何かやってみたくて、ロックバンドを始めたんだなっていうことを改めて感じました。13歳に戻りましたよ」としみじみ。

 プロになる時、「『ローリング・ストーンズ』がやめるまでオレは絶対にやめないぞ」と誓ったと明かし、「当分(歌手をやめるのは)ムリですね」とニヤリ。同世代の桑名正博さんが先月、59歳で惜しまれつつこの世を去ったが、「ある先輩によると僕は基礎代謝が高いらしくて、『90歳まではイスに座りながらでもライブはできるだろう』って言ってくださって。その先輩の言葉にだまされてみようかなと思っています」と息の長い活躍を誓った。

 東京・新宿ピカデリーなど全20館で、17日から23日まで上映される。