とよた真帆、夫婦初タッグも「2年に1回」
女優・とよた真帆(45)の主演舞台「私のなかの悪魔」が25日、東京・東池袋のあうるすぽっとで開幕した。
原作はスウェーデン生まれの劇作家・ストリンドベリの1世紀以上前の作品で、とよたが演じる役は奔放で手当たり次第に男性に興味を持つ女性。脚本・演出を、夫で映画監督の青山真治さん(48)が担当した。
演出家と主演という形の夫婦タッグが初めて実現したことに、青山さんは「何か、この人(妻)としたいと思っていて、『どうですか、この本は?』と聞いたところ『よかろう』ということでこういうことになりました」とユーモアを交え、舞台裏を明かした。
原作と脚本を読み比べたとよたは「青山監督の本がまたおもしろくて」と控え目ながらも夫の取り組みを絶賛。「女性が共感できて、刺激もあって、生き物のように変化する(舞台に)なっている」と本番前に手ごたえを語った。
今後の夫婦タッグについては「2年に1回ぐらいできるといいですね」と青山監督。とよたも「相当エネルギーを使うので、2年に1回が限界かなと思います」と意見を一致させた。
とよたの前夫役は俳優の佐戸井けん太(55)、夫役は4年ぶりの舞台出演になる俳優の高橋洋(40)が務める。ひとりの女性を巡り、2人の男がスリリングなせりふを響かせ合う。
31日まで同所で。