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南こうせつ恒例の野音に安倍首相。歌共演

2013年5月11日 20:46
南こうせつ恒例の野音に安倍首相。歌共演

 フォーク歌手の南こうせつ(64)が11日、毎年恒例のライブ「第22回南こうせつGREEN PARADISE」を東京・日比谷野外音楽堂で開催した。

 ライブ前には、こうせつやゲスト出演者が会見した。
 雨空に恨めしそうなこうせつは「何か僕がやろうとすると(雨が)来るんですよね。雨男と言われてもしょうがない」と苦笑い。「GREEN PARADISEのグリーン、つまり植物にとっては恵みの雨。そういった意味では潤いのあるコンサートになれるのかな」と前向きに受け止めた。
 
 俳優で歌手の火野正平(63)は初参加で、こうせつが手がけた「哀愁平野」を歌う予定で緊張気味。
 「22回目で初めて呼んでもらいました。もう、今からビビってます。楽しみなのは打ち上げだけ」とざっくばらんに話し、会見時に安倍首相が来場することを知らされると「最初に知っていたら、ここには来なかったです」と緊張をさらに高めながら語った。

 ファン約3000人を前に、南が「神田川」などを歌唱したほか、オペラ出身歌手の北野里沙(27)、BEGINも次々登場し、楽しいステージを繰り広げた。
 
 ライブ中盤、「これ以上の、最強のゲストはいない!内閣総理大臣安倍晋三〜!!」とこうせつが呼び込むと、割れんばかりの拍手が野音を揺らす中、サプライズで安倍首相(58)が登場した。
 こうせつが「総理、せっかくですから、無茶ぶりですみませんが、問題なければぜひ一緒に歌を…」と提案すると、安倍首相は「女房には『絶対に歌うな!』と言われたんですけど…。これは度胸で歌いましょう」と快諾し、「あの素晴らしい愛をもう一度」を一緒に歌唱。土砂降りの雨の中、ステージと会場が一体になった。

 安倍首相は「サンキュー、気持ちよかった。お邪魔しました。こうせつさんありがとう」と満面に笑みを浮かべあいさつし、ステージを後にした。